早々起き

taek2005-02-10


◆写真の解説。今日、お世話になりそうなコーヒーベンダーは左。50サンチーム〈0.5ユーロ〉でカフェ、カプチーノモカ、ショコラ等から選べます。右はお菓子の自動販売機で駅の構内にあるものと同じで、こちらはまだお世話になったことがないのですが、日本にも入っている鮮やかな色のグミ(ドイツ製)、ポテトチップ、マドレーヌなどが入っています。

◆日記
 朝3時過ぎに日本から申告書類に関する事務的な連絡が電話で入るので、起きました。日本はお昼前11時ごろですね。さすがに眠いです。私には扶養者はいませんが、いないことを書いたうえに署名捺印が必要です。エアメールでの遣り取りでは、片道最大10日を見積もれば、最終的に日本に到着するには月末までかかる可能性がありますね。メールの迅速さとはやはり格段の差がありますね。

 朝8時からの授業に備えて本を読んでいるのですが、今から既に、緊張しています。とはいえ基本的概念の説明中心なので、専門の辞書を片手に先生のお話を伺うというシンプルなものなのですが、さらには言葉から背景にある制度全般に話が及ぶので、辞書にある言葉の意味は最初の端緒で、さらに広がるのがおもしろいですね。
 午後は別分野のもの、手続きの詳細までフォローするため、さしあたりは本と資料を読み、これまでのノートの確認やより詳細に調べて理解することで対処します。
 こちらの授業は3時間連続が基本なのです。
 コースによれば、5時間連続の授業があり、担当の先生は60歳を超えた有名な女史先生なのには驚きます。尊敬に値するバイタリティです。親しみやすい素敵な先生で、もちろん学問的には妥協のない厳しさを備えられた、非常に冴えのある先生です。

 合間には別の部屋で何かしらに熱中します。いつも笑顔で「こんにちは、どう?」と声をかけてくれる人が数人。交友関係を広げるのを助けてくださり、ありがたい。仏系インド人(仏で出生)のお茶目で隔てなく親切な人がおられ、この部屋には明らかに有色(←これは無色な意味で状況を想像しやすくする説明のための用語です。街中と人種の構成比が違うように感じます。)人種なのは彼と私だけです。彼はお茶目さと分隔てなく親切な性格で、皆と溶け込んでいて仲良しが多い人です。
 見回すと、いつも奥の方で、本と紙にありえないほどに埋もれている?人が2名、おそらく今は追い込みモードなのでしょう。それを見て、私は、強風が吹き込むと危険なことに!と「部屋中に数百枚の白い紙が飛び散る」という不謹慎な空想をしています。彼らとは目が合いますが喋ったことはありません。「どうやら新入りが来たようだぞ、それにしても挨拶はないんかな?(←この空想は非常に日本的?(^_^;)なのでまぁありえない、まさしく空想ですが 笑)」という風に珍しそう。
 他の方も、割りと好意的に外国人の私に接してくださるので有りがたいですね。ここにいる人が帯びている雰囲気は日本とも余り変わらず、とても穏やかで静かなので、図書館と同様に、なぜか落ち着いて集中できる場所です。街の中はちょっと苦手です。

 夜、市営の語学学校で修了テストを受けました。テストが終わって、「次のクラスはどうするの?」と聞かれて答えていたら、実は数ヶ月間私が考えていたクラスより一つ上のクラスに在籍していたということを、今頃になって教えられました。本当に寝耳に水で驚きました。どうりで皆上手に喋らはる訳ですね。私は自分の喋りが余りに遅いので、「あかんがな…」と何度も思った数ヶ月でした。