仲間はいいものだ

 今日授業が終わって、以前から私としては結構お気に入りの男子であるマチューさん(本名)から日本語で話しかけられて、発音も状況もとても正確だったもので、本当に驚いてしまった。あわてて返したんだけど、本当に上手で正確な発音の日本語だった(フランスで聞いたなかで一番上手な発音!)のと、そもそも日本なんて全然関係ないところでまさかマチューから日本語が出てくるなんて思いも寄らない場面だったので、本当に驚いた。
遠くから来て常に肩肘を張っている私に気を遣って、仲良くしようと思って日本語を覚えてきてくれたマチューの優しい気持ちを感じ、「いいひとだ〜!!!マチュー!」という気持ちが次第に次第に高まってきた。本当にいい人間なの!マチューとは田舎っこ同士何かしら通じるものがあって、授業の前後には話す人たちの一人。
次回何で驚かし返しちゃろうかなぁと、考え中の私であった。

今日の発表自体はテーマ説明程度であまり切れがなかった。問題自体が易しすぎたという印象。ノートテイクすべきところは一箇所のように私には思えた。共同の部屋でアソシアシオンのなかで印刷した配布資料を私にも渡してくれたり、何かと配慮してくれるサンパなインド系の男性も発表メンバーだったんだけど、彼のフランス語に、ふと彼もインド近辺にある仏領の島から来て、こちらで言葉で相当苦労したのかもしれないと思った。

授業中は発表者の話を聞きながら、大好きな先生が可愛らしいジェスチャーでコメントなさる姿を目でおっていると(時にノートの隅っこに絵を描く)、何だか元気が出てくるから、不思議。

授業終了後、ぼけーっと(もうろうと?)掲示を見て予定確認していると、どうも見たことあるような人が座っているのが目に入ったのね。「同じ授業だよね」と話しかけられて「来週試験あるって言ってたっけ?」と聞かれたので、「来週は休講だけど、これが次の事例だよ」とプリント出して簡単に説明した。彼は朝調子が悪くて授業には出られなかったらしい。私が「頑張らねば!」と肩肘を張ってるだけで、普通のクラスと全然かわりがない。



 今日は風邪気味だったのか頭痛と浮遊感に加え、夜にも授業で数時間集中し続けたこともあって、疲労がすごかった。午後にはたまらずリュクサンブール公園でぼけーっとしてやや復活したので、ダロワイユでケーキ(ロシアン・ブリュレ)でカフェして、共同図書室に復帰。
 帰宅後、話すと元気がでた。インターネットがあって嬉しいと思ったことは、ここまでなかった。とても感謝しているんだ。

 同様に3月に初旬、同様に帰宅したときに郵便物が入っていて、それを手にとったとき、「うわーうわー!」と、とてもとても嬉しかった。開いてみて、さらに「うわー!」と感激。私も言葉を大事にしてお礼の手紙を書こうと思えど、日本語って難しいなぁと思うばかり。

 抜群の元気のもとって、何気ない気遣いだったりする。不思議だなぁ。私もそういうことがさりげなく出来るようになりたいと思うなぁ。