アルジェリア

 月曜はアルジェリアから女性の先生が来られて、アルジェリアにおける植民によるフランス制度の受容について、歴史的・社会的見地から述べられました。内容は結構シンプルで総論的。アルジェリア法について実際に聴くというのは、私にとっては初めての経験でした。イスラム特有の制度の名称も出てきて、内容も私が以前から関心を持ってきていつかは取り組みたいと思っていたことだけに、非常に興味深く聞いていました。ネイティブではない人の仏語は比較的聞き取りやすいので、気楽に。仏語は最初の段階で基本的な単語レベルで苦しんだので依然としてコンプレックスが強いのですが、聞いて理解できることで一応は「よし」としようと思いました。唯一の外国人なので、「外国人特権」を行使して少しくらいの単語の聞き漏らしは許してもらおうかな。いや自分で自分を許そうかと思おうとしています。極めて素朴な「知る楽しみ」を重視できるように持っていきたい。

 授業後、休憩をはさみながら、問い合わせや申し込み等、様々な事務処理を終えることができました。しばらく仏語から離れてドイツ語に馴染んできていたので(独語選択者と独語の方が楽だぁ〜とぼやきつつ?)、喋るときに仏語単語がとっさに出てこなくて、苦心。感覚が戻るまで暫くがんばらないと。終えてから、すっきりとした気持ちで、気分を変えて街歩きをしてきました。食欲は余りなかったのですが景気づけに、8番線沿いのFaidherbe ChalignyとLedru-Rollinの間にあるレストランで昼食を取り、近くの安価で大きな市場を見にいきました。市場は閉まっていたので入れず、また行きます。帰宅時に文具や食料品を購入していると、偶然kさんと会いました。kさんにはヨン様つながりながら非常にお世話になっていて感謝しきりなのです。そのkさんもお気に入りのカフェで思索し、「いつもの」を昼食に頼まはる毎日です。手続きに行った途中で休憩をとった公園が、その行き着けのカフェの近くにあることがわかったので、そこの公園のチューリップが満開で綺麗だったこと、子らがはしゃぎまわっていてほのぼのできますよーと伝えておきました。もう公園も街も、春の気配なのです。