祈・信

 言葉にできないまま、日が経ちました。

 仏誌でも国際面で報道されていました。
http://www.lemonde.fr/web/imprimer_element/0,40-0@2-3216,50-642956,0.html
 大変な鉄道事故が起こってしまいました。若い人も亡くなっていて、とても痛ましい。交通手段の断裂、多くの非業の死、突然の存在の不在、私は震災当時のことを思い出さずにはおれない。そういうことなど、心配して電話をしてくれてきた仏人の友人に話しました。末っ子からメールが来たことで最初に知った事故でした。
 ご家族の心境を想像すれば冥福なんて簡単な言葉では祈れない。今は、怪我を負われた方や、のこされたご家族方や身近な人達の心理的・身体的な恢復を心から祈るばかりです。いつだって、起こってしまった出来事の結果は、ただただ痛ましい。
 人間の根本に備わっている、恢復していく力を、私は信じたいと思うのです。
 それから人間のあいだにある絆の大切さをおもう。

sakura_in vienne