もうお盆ですね

 9日に、妹とベルリンとロマンチック街道をめぐる日程を終えました。ベルリンは市内観光と細部をまわりました。ベルリンドームは非常に美しい。歴史博物館での戦争中の展示は私には刺激が強すぎて、今は何もいえません。またベルリンの変化について電車で一緒になった年配の方が教えてくださったのですが、それも私にとっては現実をいきてきた人が存在しているわけで、言葉にできないでいます。
 日本でいえば新幹線にあたるICEでフランクフルトまで5時間、空港駅にスーツケースを預けて、電車駅ごとにある船着場から船(ゲーテ号)に乗りました。最終日はバッハラッハにある古城ユースホステルに宿泊。移動中には電車からライン川が見えるのです。船内には、お年寄りも多く、足腰に負担も軽く、ゆっくり船内のレストランでくつろぎながらというのんびりした船上の旅を楽しめるようです。年配の方にも、お勧めしたいと思いました。日本でこういう風にゆっくり船旅できるところといえば、私の知る範囲では琵琶湖のミシガンかなぁ?
 6日までのパリでは姉妹で風邪をひき、一緒に病院に行きました。アメリカン病院の先生は親切で、来年の滞在可能性について答えたところ、直通の連絡先の書かれたものをいただきました。日本ではそういうことは恐らく職務上の理由から行われないと思うのですが、アメリカン病院は米国の免許にしたがっているので重点を置くポイントが違うのかもしれません。いずれにせよ、海外ゆえに健康上問題が発生する事態にはなおさら心細いでしょうから、専門家の助言を受けられるというのは有難いことですね。処方箋をもらってから薬局に行きました。妹と話していたのですが、緑の十字マークの薬局が多いこと多いこと。仏人一人当たりの薬剤消費量は多いとは聞いていましたが、あらためて、これは多い!とびっくり。
 数日間ゆっくり話す時間が取れてよかったです。妹は今年から担任を持っているのですが、教えるということについて考えさせられました。かわいい生徒たち、副顧問をしている部活の子たちの体を気遣う、三者面談を終えた後の彼女はまさに先生でした。アドバイスありがとう。

 ドイツには国立図書館が3つあります。フランクフルト、ライプティヒ、ベルリン。ベルリンは音楽中心の蔵書。だいたいフランクフルトのDeutsche図書館と、ヘッセン州立フランクフルト大学図書館で主だった用事は終わります。マインツ大学は完全に開架なので請求いらず。2日ほど最後の用件を済ませてから帰宅しました。今回は体調が悪かったので、Deutsche図書館最寄にある東へ徒歩2分のホテルで、お風呂付の部屋をお願いしました。二部屋ある素敵な部屋には、キッチンや食器、湯沸しポット、電子レンジ、冷蔵庫がついていました。寒かったので暖房をつけました。やはりオイルヒーターはいいですね。じんわりと、あたたまります。

 フランクフルト大学前のブロッケンハイマーヴァルテに木曜にたつ市にて、同じ館の友人への、ドイツのお土産も購入して帰宅しました。この市に出る、干しソーセージ屋さんが私は非常にお気に入りなんです。

 1ヶ月半の間Stokageに荷物を預けるので、そのための荷造りが控えています。
 書類関係を済ませば、いざ帰国です。よくばっても仕方がないという静かな気持ちになっています。網羅的に完全に行えたとは決していえませんが、独に関しては一段落したと思うので、あとは身近な仏で残したものなどを。これは滞在しているので簡単です。今は環境の変化に過敏になっているのと、行った先の歴史等をある程度理解したいので、今回の1日リヨン2日ドイツで旅は堪能した気がします。

 今朝は6時にパリに戻りました。バス内では車内にも関わらず、久々によく眠れました。お手紙類を書いてから出かけます。夜には荷物整理、文献一覧作成。発表資料の作成。