フルート

 
【写真】上院北側の通り沿いでパシャ。こういう雰囲気、大好き。
 今日はA先生に貴重な助言を戴いてきました。ざっと目の前の視界が広まった印象。それから夜までは研究室で資料分析などをして、そのまま帰宅して翻訳と執筆を継続しようかな?と思ったのですが、睡眠不足で眠気があったので、いっそご褒美とリフレッシュのために、シャトレ劇場で20時からのフルートとピアノのコンサートに行きました。9€の席で聴く。先日のサンシャペル演奏会は演奏者はかなりカジュアルでしたが、こちらは演奏者は完全にフォーマルで、演奏の仕方も上品な洗練がありました。非常によかったです。(少し記憶が飛びそうになった瞬間はあったけれど^^)リフレッシュして帰宅しました。情報はまた追加してメモします。

EMMANUEL PAHUD (flu^te), ERIC LE SAGE (piano) : Robert SCHUMANN,3 Romances opus 94. Johannes BRAHMS, Sonate en mi be"mol majeur opus 120 n゚2. Francis POULENC, Sonate pour flu^te et piano. Ce"sar FRANCK, Sonate en la majeur [ Theatre du Chatlet lundi 12 juin 2006 ]
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 ただ今回特に目立っていた傾向は、白色系か日本人かしかいないこと。こうした演奏会やオペラになると、この傾向は強い。嗜好は正規分布しないのだろうか。大学の研究室も同様の傾向があり、Master よりも Doctorat で同分野を観ると偏在傾向は強まり、真っ白になる。理由は何だろう?

 演奏会中、曲を聴きながら、今までのことを一気に思い出しました。多くの先生・先輩方に助言をいただいてきた有り難さ。家族の大切さ。両親や妹達への恩返しについて。パリ前&後の心境の変化、等々。没頭できる対象の存在。こういう時間を持つこともとても大切ね。

 ある件でお世話になった先生の法哲学の学術論文を購入。財産法ながら私の分野にも広い意味で触れる。読みやすい仏語で、内容が本質論にかかわり、応用可能性は広く、何より読んでいて面白いの。学割で5%引きでも30€を越え、直接分野に直結しないので数ヶ月購入リストに寝かせていたもの。

. Colloque du Centre de recherche en droit administratif de paris 2
Vendredi 30 juin 2006 9 h-18h30-Palais du Luxembourg-Salle Clémenceau "L’avenir des aéroports :entre décentralisation et concurrenc"
organisé avec la revue Droit Administratif (Lexis Nexis JurisClasseur) avec le soutien de la Commission des affaires économiques du Sénat > programme
行政法関連、知人の研究員さんが関与。Salle Clémenceauは上院内にある大広間。

 この部屋は、最初の頃に、別のコロックにて、今回お世話になったA先生と初めてお会いした場所。当時は遠くに見るだけで精一杯でした。今では女性研究者として尊敬し、大好きな先生です。先生の御本の継続的訳出が、生涯の目標でもあります。いつかきっと、ラテン語原典を扱えるようになりたいな。

 まずは至近距離にあるものを完成させたい。論文は既に半分以上書いたが、構成上、論理的に抜けた部分を十分に埋めていないと感じていた。そこまで埋めなくてもいいと日本から取寄せた論文によって気付いたけれど、構成上単純な部分には足せる情報をとにかく載せていき、考えるだけでは前に進むわけはないから作業をしながら考える方向。体調管理は大切なので、留意しつつ。