【東】 人に会う愉しみ

taek2007-11-27


朝はほのぼの立川。リラックスして会話を楽しんできました。荷物を減らす!目的でしたが、今回少し前から、もし機会があれば、ネパールグッズは、ゼミ学生のアイデアと実力を伸ばすために、学園祭内外での模擬商業活動(商業簿記の実務練習&輸入品販売業の基礎&フェアトレード&教育等発展途上国NPO活動への関心育成)の学びに使いたい!という動機が強まってきていたので、今回は、これら教材候補は留保で。

昼は都で面接。10階会議室にて。教育庁は25−30階で人事課は27階エレベータで乗り換え(びっくり!)。眼下に広がる公園の紅葉がきれいでした(ちょっとオノボリサン気分ねv)。私は教員専修免許を持ってたので(こちらでいくなら、飛び級分も専修で一種をカバーできるので(調査確認済)、将来的には時間がかかっても通信制大学で主要教科の高校英語一種も取得してラテン語や仏独の知識も用いて、自分の科目にフィードバックしつつ遣りがいを高めたい。自分の子どもにも適切に指導できる力を持ちたいし)、都では産休育休代用教員(常勤)を合計1年すれば年齢制限が40歳まで緩和されるのを見越して。(日比谷図書館毎日新聞夕刊によると、教育研究院が、京都教育大・兵庫教育大等で設置予定です。関係各位はご存知ですか?なお研究者は研修で教員免許を取得できるようにするらしいです。該当の方には期待が出てきますね)
(以下は、備忘録に。他所で類似面接を予定なさっている方の参考資料に。でも色々なスタイルがありますし、個人の持ち味が出れば、それでよいように思います。)

面接担当官2名、最初やや圧迫め?の雰囲気で左の担当官から。

(1)非常勤との制度的な違いについて理解を問われた(所要2分)が、まぁ当然の内容なので、私は実務経験がないので、あえて実際の一日の流れに沿って具体的に説明(教育実習と身内経験)、実際の土日を問わない忙しさに比例する責任の重さを強調した。やや冗長かな?と私は思ったが、あえて具体的に。ここで少し場の雰囲気が軟化。でもまだ堅い。

(2)ここで履歴に言及、研究内容はショート版を準備しておいた(研究所の公募関連の記述と同じ内容)が突っ込まれず。私学と他自治体の進行状況を伝えるも、私自身公立高校出身ですし、実習中に生徒から受けた相談等で、公教育の意義を実際に感じてきました。居住地との関係で、高校教員では、第一志望が都であるとお伝えしました。

(3)志望動機について。「書面と重複を避けて答えても良いですか?」と別途「自分の大学での経験上、教えることは技術であり、1年目2年目・・・分割し指導案を書いて、計画にしたがって授業を行うが、最初は書面どおりにいかないで反省点ばかり残す感覚になるが、次第に自分の認識する問題点を克服し、ほかの方からの意見を授業に活かせるようになってくること。つまり技術は現場で用いないと錆びる。だからこそ、東京への移動後速やかに教える現場に移行したいと考えている」ことを述べた。

(4)動機の中で、意識的に用いた”自己流”キーワード表現(一箇所)を置いていた。(論文と一緒ですね!)これこそ私が聞いてもらいたかったことであり、強い熱意の動力源にあるもの。そこに面接官が気づいてくださり、そのキーワードの解説を求められた。ここははっきりいって語るよ?私!(末っ子に注意されていたように、そろそろ、くどくて暑苦しい語りモードが出てくる。自分を観察して、そうならないように留意しつつ話した。)ここは原文起こしをすると、本気で長くなるので、割愛。即興に出した「生卵」と「ゆで卵」の例えも自分でいうのも何だけれど言いたいことに合致していて(よく言われてる例だろうなぁ)、心理学的な自己尊重の意識の構造敵位置づけ(今思い返すとアドラー心理学的とな立場に近い?色々読みすぎてて混ざってるけど、心理をそぎ落として究極的にシンプルにすれば持論の構造があると思う)と完全に一致していて、よく伝わったと思います。末っ子に助言されていた、私の長所である熱意が伝わったようで、手ごたえがありました。釣りでいえば、魚を捕らえた!のが手に直接伝わってくる感覚に近い。具体例で伝えたい箇所ではイメージを伝えるために大きめのジェスチャーで例示しました。*聞きたい方はまた個人的に聞いてくださいね。討論してお互いの認識を深めていきましょう。

(5)ここで、非常勤経験について問われた。助手はTA的な位置づけで言及された。授業も一部任され、プレゼミで何十回も学生を集めて授業や解説もしてきたけれど、「まぁええか〜面接官や実際に常勤教員で働いてこられた方から見れば、風前で飛ぶような経験にすぎないわ。相手方の捕らえ方を優先しておこう」と笑みを浮かべて、聞いていた。大学時代のサークルでの研究会活動や教育塾の管理、家庭教師暦を述べた。私は「高校の非常勤経験は全くありません」と答えたら「ここでは非常勤の有無はそんなに重要じゃないんですよ」とフォローしてくださった。私は、ないもんはないねんからしゃーないわ〜と思ってたので少し意外だった。(1)で完全に緊張が取れてリラックスして堂々としてるように見えたからか「色々なさってきて資格も多く取ってこられていて、揺るがない自信をお持ちのようですね」と聞かれたので、私は率直に「自分の履歴には社会人の方や実務に入られている方のような”経験”が欠けていますので、決して自信をもっている訳ではないですが、ただ自分が選び歩いてきた道に対して自信と責任をもつ意味での自己肯定感は安定して持っています」と答えました。

★ここで、右面接官に変わる。まず面接官の自己開示から(4)について共感を述べられた。主に、先の理想をおいておいて、現場での現実をもとに、それにどう対処するかという問いを中心に、(6)以下へ。

(6)特に教員間の取り組みややる気の違いは様々なまま、共同的な取り組みを行う必要がある。そこで留意する点は?「まず第一に、ほかの人への敬意と尊重、が大事だと思います。生育環境や価値観も違い、同じものをこのように見ていても、皆さんと私の間でも違ったものが見えていると思います。ですので、まずは相手の方の立場にたとうという気持ちが大事です。どうしても理解できない場合でも、自分の自意識なんて理解には邪魔になりますので、ぱかっと頭から外し(ジェスチャー増えてくる)、横においておきます。後は自分自身が鏡になり、相手を映し出します。相手の動きにあわせて動く。ゆっくりならゆっくりめに。私は自意識が強く、せっかちなところがありますが、ゆっくりのよさを持っていません。相手をほっとさせるのは、せっかちではできません。だから相手のよいところを適宜私の鏡に映させていただき、自分のできることの幅を広げる学びをさせていただきながら、共同作業に取り組みたい。そうすると、気持ちよく柔軟に、何より自分自身学びを楽しみながら共同作業ができると思います」

(7)東京都の高校生についてどう思うか?
「実際接してませんので、漠然とした印象になりますがよろしいでしょうか?」「どうぞ」「東京は何でもありますし、生徒の若さに乗じる大人もいます。生徒への誘惑も多い場所です。ましてや生徒がしっかりと自分自身の意識を持ち出すのは高校1年では足りない。2年になって高校生活が落ち着いてきた頃です。健全な意識は好奇心を持つのが自然です。あえて好奇心の対象を選ぶこと、友人関係を冷静に見てより向上していける仲間をつくること、高校生はまだ可能性をたくさん持っている年代であるからこそ、教師のかかわり方や指導が大切になってくると思います。もちろん教師も、よい大人であるかは常に自問自答して、具体的事例に即して、そこでの将来的に生徒のためになることは何か、を常に考えていかねばなりません。」

(8)高校生の規範意識の低下について。生徒のモラル低下に際して、どのように指導をするか
ここは私は母と私の考えは一緒。「常に厳しく、そして優しく、母のように親身になって接する」「生徒が社会に出た後で、「厳しかったけれど、いいこというてはったなぁ」と思う生徒が200人・300人に一人でもいたらそれで良い」「厳しさも怒るばかりではなくて、きちんと優しさ・思いやりをもって生徒の話を聞いたうえでの厳しさ。意識の低下も理由があることがあるので、「家の人元気?」「どうしたの?」など、日常からの声かけ、生徒の生活上の状態にも思いを至らせて、話を聞きたいと思います。」
「教務を続けて年をとって、二世代を教えたときに親御さんから「あの先生は厳しいけど良いこといわはるよ」という一言が、生徒自身がよい方向へ変化するきっかけにもなった。退職するまでに、そんなことがあれば最高にうれしいですね。だからこそ、私は一貫した厳しい指導をします。」

(9)途中で次の方からのノックが入るが、「続けてください」とのこと。3分くらいはオーバーしたのかな?23分と長く、研究発表の癖が出て「ご静聴ありがとうございました!」と言って〆てしまいました。てへ。今回、面接官の方の個人的な意見を聞くことが出来、少しの時間の交流であったけれど、同じような価値観で高い理想をもっておられる方がおられて、出会えて、よかったと思いました。他の皆さんと一緒でしょうけど、他の進行状況を聞かれ、正規の採用試験の受験を強く勧められました。(私は旧課程なので中学の追加科目をとる必要があり、関西の通信制大学では対照済で、母が勤務と育児と並行して続けていた東京の通信制大学へは既に電話をして確認を済ませており、後は手続きのみ。2008年4月から1年間でタスク完了予定!翌年から英語科へ)受験手続上の助言もいただけて、本当にありがたかったです。来てよかった!

(10)大学での面接に応用できることを考えよう
大学での使用教材をベースに諸書籍(といっても図を重視したもの)で簡潔な表現を心がけて準備をすると同時に、もし最後に時間が余ったら、生徒・学生に基礎的文章表現力・問題解決能力をつけさせる授業を意識した、プレゼンテーションも出来れば。
腹筋背筋、腹からの声だし。部屋で練習するときは鏡で自分の動きを確認・修正する。
関係ないですけど、心理士補の資格。なかなか実効性はないようですが、教員免許取得希望する院生には参考までに薦めてもよいかもしれません。


 あ、よく考えたら人生初の面接やった!(院試等除く)

その後、書類を持って、とある国立研究所に向かいました。「霞ヶ関駅」から日比谷図書館に近い出口で出たのですが、環境庁前に出てしまい、地図を持ってましたが、迷ってしまいました。道を聞いても何も言わず無視する人もいて、ちょっとびっくり。忙しい方か、私が怪しかったのかしら? とはいえ親切な方が教えてくださいました。都もここも高層ビルね、びっくり! この研究所は1フロアを占めていて、落ち着いたきれいな内装でした。女性が多い部署もあるようですね。受付の方を呼ぶと、また私の好きなタイプの研究系のお兄さんが出てこられて、少し会話を交わしました。これは面接まで進めば、12月にまた呼ばれて上京になります。呼ばれたらまた色々興味深いお話が聞けそうで、それだけでもう満足してしまうだろうなぁ。見て満足、話せて満足、本当に、今日もそうだった。
つくばのおじいちゃんも理系で国立研究所で勤務なさっていたので、色々聞いてみよう!

東京クエストは順調?に進み(未知の場所を探索するクエスト・・・)、路線や乗り継ぎも徐々にわかってきました。よかった。純粋にクエスト好き・探検好きなだけで、子どもが野山を探検するのとレベルは一緒なのですが、方向を間違えると変質者にもなりますね。類に、大学クエストというのもあり、先日は独検1級を受験がてら、タイムキーパーとシュミレーションのために、例の地をクエストしてきてしまいました。学生の雰囲気、教材とカリキュラム、現場での諸問題等を、ある程度把握できました。手続きで関東某所に行った際に以前善意でお貸しいただいた書籍の返却&お礼も兼ねて、当然のごとく先輩の勤務大学をクエストしてきました。まぁ、私は知りたいさんのあまりに、ほんまに変質者の気があるから、時々、気をつけようと思います。

すべてを終えて、緊張の糸が切れたので、日比谷図書館(平日は10〜20時開館)の開拓に行ってきました。都立図書館にも関わらず、東京地裁高等裁判所検察庁弁護士会館等々、法律関係の建物が近いからか、法律関係書籍も多く、また都立なので国や都の出している白書や調査分析図書が数多く所蔵してありました。研究所に関連する雑誌をザッピング。都民ではないので書籍の貸出しは出来ず、閲覧のみ。地下の食堂はセルフですが生協並みの価格で、さすがにお昼はウィダープロテインで済ませたけれど、血糖値低下でフラフラしてきたので、夕食を摂取。食堂は平日18時30分に閉まります。

その後、事実婚配偶者(私の定義による:自己流で定義した方が自分の倫理観に沿い、気持ち的に楽なので)の食事におつきあいしつつ、中国茶をいただきました。駅前まで出てきてくださって、先週からの風邪の具合も少し改善してきて、ほんとにほっとしました。(距離があるとこういう時に何もできないのが問題ね)私も気力が前回より回復していたようで、ほのぼのゆったりと過ごせました。気力低下すると、感情全体が停止し、「合理的価格」「住居確保優先主義」でケチケチさんモードに入るので、そこは反省しないとと思います。長期遠距離婚になるといくら節約しても週末移動だけで4週末6万円弱程度(関西での研究会に全出席すると、2週間3万円で収まりますが。。)いずれにせよ交通費のためにも働くことになり、子が小さいうちは実家の支援を受けつつ育児はこちらで行い、当たり前のことですが出来るだけ相手方のご実家のご家族との孫交流・世代を超えた大事な教えを受ける機会を増やすことに尽力したいし、週末に新幹線で子どもを連れてパパに会いにいく等々(今回新幹線で小さいお子さんが結構見ました。子への負担や罪悪感を感じてたので、少しほっとしました。)、個人的な支出ではなくして、与えられた場所で教育に携わらせていただき人材を育成することで知識や情報提供で社会に還元することは遂行すべき社会的責任であり、母のように、自分を常に高める努力を続けて得た知見をさらに次の世代の子に伝える。全うしたい人生の目標なので、私が頑固にゆずらない・ゆずれない場所。それぞれ人間には、ゆずれない場所があり、お互いに尊重していかないと、”自分ばかり”では人間成長しません。私は譲らないところは譲れないかもしれないけれど、与えられた条件の中で、ベターな選択をしたい。相手のスーツ姿好きが判明したので、追求していきましょう。

今回移動しながら気づいたことですが、私に、体力と自信がついてきたということ。なぜかわからないけど、院に入ってから20代なのに疲れやすく、めまいやたちくらみがあって困ったんだけれども、それでも研究室に行っては廊下で倒れて情けなさを感じたりもしつつ助手のお仕事をしていました。留学も環境変化で万全ではなかったけれど、それでも後10年は必要であろうと思われる書籍を複写して持ち帰ることが出来た。当時は赴任先での書籍不足・年がいって語学に広がりが出なくなることも懸念していた。心配性やったんかな。ともかく、30代に入ってようやく一段階段をあがった、壁を乗り越えたという実感が着実に出てきています。体力も今の方があるんちゃうかな?!今回手続き等で動いていて、すべきことはシンプルであって、それに向かう気持ち。もともと大好きなものを大好きだと言い、取り組めるしあわせを感じています。

少しずつですけど、おもしろいので、上京ついでに進めています。

シンプルにやっていこう!

ただ色々な助言もあり、別の方向で行くほうが、せっかくつけた法律等の知識を活かせるのではないかとも考えていて、遅まきながら関係者に相談をして実際の話を聞いてみようと思っています。最後は自分の熱意・・・なのですが、可能性を秘めた子どもという存在が好きだし、仕事で知識をどんどん学んでいきたいし、理想論・原理原則が好き。そのベクトルの先にあるものが私の自然に合致しているのだろう。

【今回の学び】
クコの実と棗を使い、中国薬膳を日常に取り入れたい。海鮮お粥・なずな粥・ピータン粥等の粥研究。蒸し魚調理法の会得。あわびとブロッコリーと棗のクリーム煮が美味だったので、いつか、家で再現したいわ。

【先日の鮮魚店での学び】

朝8時以降ならば京都中央卸売市場に行っても、専門業者の方々の邪魔にはならない。ただし、半端なものや残り物が多いが、珍しい魚に出会える。屋外市場も魚の種類が豊富で、こちらはいつでも利用可能。また、市場クエスト、お魚クエストもしてみたいなぁ。

教え方見せ方の工夫。限られた時間なので、映像をつくる人達のように進行タイムスケジュールを常に考えて、有効に使うことを意識する。アイデアや企画は鉛筆で紙に書いて具体化していく。受け手に誠実に、きちんと伝わるように、必要ならば、情報をそぎ落とす。

やる気のない生徒・学生にいかにやる気を起こさせるか。手をかえ、品を変える、自分の引き出しを増やしたい。

ご静聴ありがとうございました(^_^)