le cinema chinois

taek2005-01-13

普段どおりに出かける。仲間と目配せして、それぞれ黙々と作業を続ける。夕方には市営の語学学校(会場は市営小学校の教室)に寄ってきました。そして全ての予定終了後に、語学学校の会場である市立小学校の前にある映画館に吸い込まれるように映画を観てきました。この映画にはたくさんのことを考えさせられました。時宜にあっていて、とてもよかったです。同館で中国アニメが来週月曜に上映されるので、少し余裕が出てきたので、今度は友達を誘う予定です。チェコ・ロシアアニメ等々は好きだったんだけど、中国アニメも筆の淡い色がまためっちゃ渋くって素敵なんですよね。惚れこみました!
 今日は語学学校があったので、明日の夜に友達がお祝いしてくれるそうです。感謝。こちらでは誕生日を祝われる側(つまりは今日なら私ですね)がフェットを準備するそうなんですが、さすがにまだそれには慣れないので、食事に出てこようかと思っています。もう少し余裕が出てきたら、妹が日本から持ってきてくれた茶器を用いたりして、簡単フェットが開けたらいいなぁと思っています。
 誕生日だから(?)合間に、Gibert Josepfで本と文具を買いました。
 仏語では、専門と今受けているゼミに関する中古の旧版を見つけたので購入。
 専門外では個人的に好きな本や詩集を数冊、購入。小学校時代から実家で日本語で読んでいたことのある外国文学作品等はやはり原本で読みたくなるものですね。未知の作品については、仏人の友達や知人の研究者からそれぞれのおすすめを聞いていく予定でいます。(読みやすく=解釈しやすいものから!)`
 folio bilingue出版の独仏語を左右で対照させる形式の本は面白いですね。私が好きな作品から購入しました。仏語表現も一緒に勉強できるのも効率がいい。触れ続けていないと言語は忘れてしまうものだから、意識して知識を喚起し続けていかないとなりません。特に日常会話レベルでは、単語レベルでの確認が必要です。
 またSuhrkamp taschenbuchも装丁が色彩豊かで美しくて好きですね。こちらはヘルマンヘッセを購入してきました。
 うちの蔵書に外国の原書も入ればそれはまた楽しいかもしれないな(私が)、と。

 ところで以前ここで購入していた絵本はそれぞれ出版社が違います。アメリカの1950年代の絵本は非常に雰囲気があって私は好きなのですが(特に好きな作家さんが一人)こちらの絵本はどのようになっているのだろうかとふと疑問に思いました。おそらく私の知る限りヨーロッパの古い絵本は日本にはまだ余り入ってきてはいないと思います。絵本中心の市営図書館もあるのだからきっといい状態の古い絵本は入れ替えのために放出されているだろうとは思うのですが、その行き先がわからない。やはり地道に古書店?どうなんでしょう。綺麗な絵本(および本)収集は個人的に好きなので聞ける相手がいたら、聞いてみようと思います。
 
 昨日からソルドが始まりました。仏ではソルド開始期日が法定されています。今在英の方から、先んじて誕生日祝をいただいた際に、ソルド開始を聞きました。ペーパーの訂正作業で語彙不足∧知識不足に忙殺され、やや「閉じてる?」な状態やったので、今頃知ったという…あきまへんな。結局、外国人にしてはまぁまぁな分量を書けたかなぁと思えるようになったので、今週末にちょっとだけソルドに行こかなぁと思っています。来週月曜の準備もやろうと思えばいくらでもあるんだけども。今は、準備も遊びもどちらも楽しく思えるのがいいですね。
 そろそろ、友達への連絡も入れていかないと。

 しばらく日本語の文章を書いていないと、考えながらの作業になってしまうので、日記を書くのも難しく感じる。うーん。これは、まずいよ、日本人としてまずいってば。(おそらく敬語関係は相当下手になっているように思う。日本人も多いここにいてすらこうだったら、いわんや日本人がいない場所なんて!)2年こちらにいる知人は年末年始帰国して言語の切り替えが相当きつかったらしい。
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 追記「中国アニメについて」

 気になる中国アニメがあります。
 「琴と少年(山の音 琴の詩/山水情)」
 " impressions de montagnes et d'eau et autres histoires "
 " Feeling From Moutain And Water "
(特偉 Te Wei, Chine, 1981/1988,子供向け,45mn ) 四短編構成です。
http://www.commeaucinema.com/junior/news.php3?newsid=32336&cinenews=1
第1回上海国際アニメーションフェスティバルでグランプリを受賞したものだそうで、
様々な評を読む限りでは、相当期待ができるもののようです。観るのがとても楽しみです。
 私は今日、その存在をはじめて知りました。そして柔らかな線と色彩に魅せられるままに調べてみたところ、どうやら上の中国アニメは特偉監督の作品なのだそうです。
特偉監督の作品は、「中国経典動画」(渋いタイトル!)http://www.tokkai.com/annie/item/vz111.html などに所収されているようです。私はまずは実際に映画を観てから、このDVDの購入を検討しようと思っています。
 また、同監督の作品は他にもあるようですね。
http://global.yesasia.com/jp/PrdDept.aspx/pid-1003927609/code-c/version-all/section-anime/did-7448/ 
国内で出されているものとしては、
DVD:『上海美術電映作品集 Vol.2(ChineseAnimation Film Works Vol.2)』(PIBA-3035 発売元:パイオニアLDC) 
VHS:『水墨画のアニメーション』(CRVE-5084 発売元:タマ・プロダクション、販売元・日本クラウン)があります。
 特偉監督特有の水墨画による情緒あふれる筆致は、日本では山村浩二監督による「頭山」にも通じる、不思議な情感を私たちにもたらしてくれるように、私には感じられます。山村プロのHP http://www.jade.dti.ne.jp/~yam/
 なお、昨年から中国のアニメーションに対する取組にも変化が出てきているようで、日本のアニメーションに与える影響からも今後の動きにも注目していく必要がありそうですね。
http://www.taf.metro.tokyo.jp/anime_news/040928_02.html
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/328482/