ひきしまります

 国立図書館。こちらの先生が引用されていた文書で、どうしても欲しかった文献がマイクロフィッシュになっています。そんなに古い文献ではないのですが、官報関係も出版社にいけばマイクロフィッシュになっていて、扱い方のこつがわかってきた、今日このごろです。40ページしかプリントできないので、しばらくは朝夜に、経由して行くことになりそうです。古い文献なので、古書店をあたっても、手に入らなさそうです。しかし、さすがによい本でした。かゆいところに手が届く内容(その分ヴォリュームはありますが)が嬉しい。単純に読んでいて、へぇー、こういう書き方をするのね、この間にはこういう説明も入るのですね!感があります。紹介だけでは役に立たないことこのうえなしですが、前提としての正確な知識は、必須です。単純に資料がある、幸福。
 しかし国立図書館だけは仏にあっても非常に厳格です。一日にバンクで請求できる文献の数も種類によって上限が定められています。文献の形態によっては本が傷むので、コピーすら不可のものも。そういったものは他の館を紹介していただくことも。レファランスは非常に親切で的確で、嬉しいところですね。相談しがいがあります。

 ドイツの雑誌はかなり充実しています。しかし、基本書の大半、ディッセルタティオンレベルになるとこちらには入ってきていませんので、8月中旬に妹を見送ってから2日程で、予約本から、取ってこようかと。

 今日は朝9時にマイクロフィッシュを予約しています。朝夕にわけて、少しずつ手に入れていく計画なわけです。それでは、いってきます。

 昨日もお隣の女性が近い分野で、テーズを作成されておられました。そういう人達が沢山机で一日過ごされている。そういう環境にあれば、おのずから、気持ちも引き締まります。海外の雑誌に論文を書くなんてレベルにはなかなか到達できないまでも、思考をこちらの言語でもまとめることは意味があるようにも思えるし、形にしたうえでコリジェしてもらえば、自分自身の語学上の勉強にもなります。仏独できる友人がいますが、その子の日本語の添削をするかわりに、お互いに切磋琢磨できたらいいですね。結局磨かないと光らないですからね。